インターネットで成功しているアイデアのほとんどが、きわめてシンプル且つとても賢いアイデアばかりです。たとえばMondrianみたいなのは、目にした瞬間“自分にだってできるのに! もしくは誰だってこんなことできるよ!”と思ってしまう。
しかしその驚くほどシンプルでありふれたように感じるアイデアを後から真似するのは簡単でも、実際にそれを目にするまでは、なかなか思いつかないものです。実に“ありふれた”ように感じるアイデアでも、それを最初に思いつく人はやはり天才だと思う。
技術力もしくは資金(投資家)があれば、優れたアイデアのある、もしくはそのアイデアをうまく盗めた人(企業)は誰でも成功できる
このアイデアは、最近の私のお気に入りのアイデアのひとつ。
上記のリンク先に記されている二つのショップのうち、“Bag Borrow or Steal”というショップについては特によく記事を見かける。
サイト自体はシンプルで、その仕掛け人も明らかにメディアに精通しており、自分たちのビジネスのターゲット層を理解し、いかにしてメディアの注目を集めるかという知識をフルに活用している。
アイデアというものの特長は、盗むことが実に簡単だということ。
ネットではアイデアをBlack Boxにしておくのは難しいので、とにかくアイデアを思いついたら即座にやらねばならないのが、自分のニッチ市場を見出すことと、ブランドを定着させて、さらに定着させて、さらにもっと定着させて、とにかくそのアイデアを人に横取りされないようにすることです。
ネット界で一番優れたアイデアを持っていたとしても、それが他の誰のものでもなく自分のアイデアであるということを知らしめるためのマーケティングとブランドの定着を怠れば、成功しません。
それにしても、この“Bag Borrow or Steal”のアイデア。自分が先に思いついてればよかったのに!とか、ここのオーナーがブランド定着力に欠けていて、私がこのアイデアを上手いこと横取りできれば、今頃は…。(しばし妄想タイム)
ほとんどの場合、こういうアイデアに出会って、それがネットで上手く活かされているのを見ると、とてもステキに感じる。
でも、私はここのメンバーにはなっていない。
理由は、自分がこれを先に思いつかなかったことへの罰として。
私はバッグなんか欲しくない!!(嘘)
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