今回はちょっと一息ついて、友達が教えてくれた楽しいサイトの紹介です。
好きな言葉をこのサイトに入力すれば、G.I.S. (Google Image Search)で一位に出てくる画像が文字化されます。
百聞は一見にしかず。
いろいろ遊んでみてください。
2005年11月27日日曜日
2005年11月18日金曜日
訳せないAmerican Joke
今回のお話は退屈の金曜日の夜に書いていた次回のお話の紹介ですので、 くだらない「American Joke」がいっぱいあって、あまり翻訳するほどのものではなかったので、英文のみです。
次回予定している話は「Web 2.0」といった、流行用語の説明と、 その「Web 2.0」がオンライン社会や今後のWebマーケティングをどう影響するかを推察する話になると思います。
今回の英語版
次回予定している話は「Web 2.0」といった、流行用語の説明と、 その「Web 2.0」がオンライン社会や今後のWebマーケティングをどう影響するかを推察する話になると思います。
今回の英語版
2005年11月14日月曜日
さようならUrchin、こんにちはGoogle Analytics
市場に出回っているウェブアクセス解析ツールの中でも上質な部類だったUrchinをGoogleが今年の3月に買収したとき、Googleがこのツールをいかに利用するのかは謎につつまれていた。
が、この謎を解き明かすかのごとく、今日、Googleは新ツールGoogle Analyticsを公開。すでに、www.urchin.com にアクセスしようとするとGoogle Analyticsに飛ばされるようになっている。
ちなみに、このGoogle Analyticsは、AdWordsユーザーの皆さんには無料で提供されます。
これは一見朗報に思える。
だけど、実際はどうなのか。
このツールが本当に意味するところは、何なのだろうか。
Googleがこのアクセス解析ツールを開発したということは、今後、私たちのサイトに集まってくる訪問者がどこからやってくるのかなどといったトラフィック情報や、その他多くのサイトアクセスに関する統計が、Google側のデータベースに蓄積されていくということになる。
Googleは、どれだけのサイト訪問者が純粋な検索結果(オーガニックサーチ)を元に訪れ、どれだけの訪問者がPPC(クリック課金型キーワード広告)から訪れたのか、またそのPPCはどこのPPCエンジンによるものか、などといった細かいデータを、分かりやすく整理された一覧表にして閲覧することができるようになる。
こんなことを考えていると、「一体Googleをどれだけ信頼できるだろうか?」と自問してみたくなる。
これまでだったら、普通に「結構信頼できる」と答えていたはずだった。
でも、どれだけの訪問者がOverture(Yahoo!の検索キーワード広告)経由で自分のサイトへ来ているかなんていうデータを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
どれだけの訪問者が実際に純粋なSEO結果経由で自分のサイトへたどり着いているかという具体的な数字と、それが自分のサイトにどういった意味をもたらすかということを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
自分のサイトの「CPC対オーガニックコンバージョン」などといったデータが記載された報告書がGoogle側で簡単に作成されてしまってもいいだろうか?
勿論、Googleの既存のシステムでもすでに検索結果のクリックスルーの統計を取ることはできたわけだけど、実際に自分のサイトの売り上げに影響している情報をそう簡単に彼らに手渡していいものだろうか?
いかに“良心的”サイトであると言っても、Googleも広告販売をビジネスとする一企業。
SEO(検索エンジン最適化)に長けているために、オーガニック検索のクリックスルーから得る売り上げが高いサイトが、AdWordsにあまりお金を落としていないということがアクセス解析により判明したとする。そのとき、Googleがオーガニック検索の結果に手を加えてサイトのランキングを下げ、それによってクリックスルーの数を減らし、さらにそれがAdWordsへの出費に繋がるように仕向けないとは言い切れない。
ビジネスだけを念頭において考えれば、Googleがそういったことをしてもまったくおかしくはない。
私は検索エンジンスパムに強く反対するSEO業者の一人です。今までフェアに検索エンジンと向き合ってきただけに、例えそういった行為が彼らにとって有益かつ可能だとしても、彼らもフェアでいて欲しいと願っています。。。
というわけで、この大変役立ちそうな無料解析ツール(でも今日はちょっと動作が不安定)、どれだけ信頼がおけるのか?皆目見当もつきません。
本音を言うと、私はちょっと警戒しています。
今日はそんなことを「うーん」と考えた一日でした。
が、この謎を解き明かすかのごとく、今日、Googleは新ツールGoogle Analyticsを公開。すでに、www.urchin.com にアクセスしようとするとGoogle Analyticsに飛ばされるようになっている。
ちなみに、このGoogle Analyticsは、AdWordsユーザーの皆さんには無料で提供されます。
これは一見朗報に思える。
だけど、実際はどうなのか。
このツールが本当に意味するところは、何なのだろうか。
Googleがこのアクセス解析ツールを開発したということは、今後、私たちのサイトに集まってくる訪問者がどこからやってくるのかなどといったトラフィック情報や、その他多くのサイトアクセスに関する統計が、Google側のデータベースに蓄積されていくということになる。
Googleは、どれだけのサイト訪問者が純粋な検索結果(オーガニックサーチ)を元に訪れ、どれだけの訪問者がPPC(クリック課金型キーワード広告)から訪れたのか、またそのPPCはどこのPPCエンジンによるものか、などといった細かいデータを、分かりやすく整理された一覧表にして閲覧することができるようになる。
こんなことを考えていると、「一体Googleをどれだけ信頼できるだろうか?」と自問してみたくなる。
これまでだったら、普通に「結構信頼できる」と答えていたはずだった。
でも、どれだけの訪問者がOverture(Yahoo!の検索キーワード広告)経由で自分のサイトへ来ているかなんていうデータを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
どれだけの訪問者が実際に純粋なSEO結果経由で自分のサイトへたどり着いているかという具体的な数字と、それが自分のサイトにどういった意味をもたらすかということを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
自分のサイトの「CPC対オーガニックコンバージョン」などといったデータが記載された報告書がGoogle側で簡単に作成されてしまってもいいだろうか?
勿論、Googleの既存のシステムでもすでに検索結果のクリックスルーの統計を取ることはできたわけだけど、実際に自分のサイトの売り上げに影響している情報をそう簡単に彼らに手渡していいものだろうか?
いかに“良心的”サイトであると言っても、Googleも広告販売をビジネスとする一企業。
SEO(検索エンジン最適化)に長けているために、オーガニック検索のクリックスルーから得る売り上げが高いサイトが、AdWordsにあまりお金を落としていないということがアクセス解析により判明したとする。そのとき、Googleがオーガニック検索の結果に手を加えてサイトのランキングを下げ、それによってクリックスルーの数を減らし、さらにそれがAdWordsへの出費に繋がるように仕向けないとは言い切れない。
ビジネスだけを念頭において考えれば、Googleがそういったことをしてもまったくおかしくはない。
私は検索エンジンスパムに強く反対するSEO業者の一人です。今までフェアに検索エンジンと向き合ってきただけに、例えそういった行為が彼らにとって有益かつ可能だとしても、彼らもフェアでいて欲しいと願っています。。。
というわけで、この大変役立ちそうな無料解析ツール(でも今日はちょっと動作が不安定)、どれだけ信頼がおけるのか?皆目見当もつきません。
本音を言うと、私はちょっと警戒しています。
今日はそんなことを「うーん」と考えた一日でした。
2005年11月7日月曜日
"Google Bowling"に気をつけろ!
近頃検索エンジン界でよく耳にする"Google Bowling"という用語。Eコマースのサイトや広告リンクを売る大型サイトを管理している人は、知っておくべき用語です。
Googleが全面的なリンク買い付けキャンペーンを“罰する”ために、今年3月にアルゴリズムを改変したのがそもそもの事の始まりのようだけれど、近頃は悪徳SEO会社が自社のクライアントの競争相手を潰すためにこのGoogle Bowlingというトリックを用いているとして話題になっている。
Google曰く:
噂:競争相手が何らかの手段を用いて別のサイトのGoogleランキングを下げたり、Googleのインデックスからそのサイトを削除させることが可能である。
真相:競争相手が、あなたのサイトのランキングを妨害したり、あなたのサイトを我々Googleのインデックスから削除させることは、ほぼ不可能です。あなたのサイトのランクとインデックスへの表示は、コンテンツの選択やそのサイトのデザインなど、ウェブマスターのあなたが管理できる分野が決定の要因となっています。
ということだけれど、巷ではまったく別の説が流れている。
実際に、こういった競争相手のサイトを陥れるようなキャンペーンを肩代わりしてくれると公言している企業もいくつかある。
そんな企業を無駄に宣伝してやることもないのでリンクはしませんが、代わりにそこに掲載されていた言葉をここに引用します。
我々のような人々にGooglebowlのパワーを授けることにより、この収益機会を生み出してくれたGoogleに感謝します。
ちっとも心の温まらない話ですね。
Googleが全面的なリンク買い付けキャンペーンを“罰する”ために、今年3月にアルゴリズムを改変したのがそもそもの事の始まりのようだけれど、近頃は悪徳SEO会社が自社のクライアントの競争相手を潰すためにこのGoogle Bowlingというトリックを用いているとして話題になっている。
Google曰く:
噂:競争相手が何らかの手段を用いて別のサイトのGoogleランキングを下げたり、Googleのインデックスからそのサイトを削除させることが可能である。
真相:競争相手が、あなたのサイトのランキングを妨害したり、あなたのサイトを我々Googleのインデックスから削除させることは、ほぼ不可能です。あなたのサイトのランクとインデックスへの表示は、コンテンツの選択やそのサイトのデザインなど、ウェブマスターのあなたが管理できる分野が決定の要因となっています。
ということだけれど、巷ではまったく別の説が流れている。
実際に、こういった競争相手のサイトを陥れるようなキャンペーンを肩代わりしてくれると公言している企業もいくつかある。
そんな企業を無駄に宣伝してやることもないのでリンクはしませんが、代わりにそこに掲載されていた言葉をここに引用します。
我々のような人々にGooglebowlのパワーを授けることにより、この収益機会を生み出してくれたGoogleに感謝します。
ちっとも心の温まらない話ですね。
2005年10月23日日曜日
“It”とは? eBayのヌル?いビラルマーケティング
“IT”という何やら意味深なキーワードを打ち出したeBayの最近のテレビCMを知ってますか?
オンラインコミュニティに参加している人なら、おそらくテレビよりネットで先に“It(ソレ)”を目にしているのでは?
(もしくブログ はとかブログという名のコミュニティとか、その手の場所 で目にしているのでは……)
ニュースや面白ネタが大好きな人なら、毎月5ドルの会員費を払っても絶対損はない(と私は思う)最高に面白いオンラインコミュニティ、TotalFarkの会員の私は、そのコミュニティでこの“Itとは一体何なのか?”というサイトについての投稿をいくつか発見。
ところが、面白いことに、TFコミュニティでは二つの投稿で今回のキャンペーンがあまりにもあからさまなビラル(口コミ)マーケティングの手口であると指摘されていました。
ついでに、以前大騒ぎになったSegwayの口コミキャンペーンが得た“ネットを沸かせる効果”を、今回のこのキャンペーンは得られていない印象もある。一部のネットユーザが、消費者を操作しようとする企業の手口についていかに敏感且つ賢くなってきているかがわかりますね。
とはいっても、これがもしMySpaceとかLivejournalだったら、もっと騒ぎになったのかも知れないけれど、何しろ私もそこまでチェックしなかったからなぁ。
なぜって?
“は?”とは思ったけど、“ふむふむ”と考えるには至らなかったから。;)
ここに最近の企業がインターネットの口コミマーケティングを用いて我々を“攻撃”する手口について書かれた興味深い(でもちょっと古い)記事があるので読んでみたい方はどうぞ。(英語だけど)
オンラインコミュニティに参加している人なら、おそらくテレビよりネットで先に“It(ソレ)”を目にしているのでは?
(もしくブログ はとかブログという名のコミュニティとか、その手の場所 で目にしているのでは……)
ニュースや面白ネタが大好きな人なら、毎月5ドルの会員費を払っても絶対損はない(と私は思う)最高に面白いオンラインコミュニティ、TotalFarkの会員の私は、そのコミュニティでこの“Itとは一体何なのか?”というサイトについての投稿をいくつか発見。
ところが、面白いことに、TFコミュニティでは二つの投稿で今回のキャンペーンがあまりにもあからさまなビラル(口コミ)マーケティングの手口であると指摘されていました。
ついでに、以前大騒ぎになったSegwayの口コミキャンペーンが得た“ネットを沸かせる効果”を、今回のこのキャンペーンは得られていない印象もある。一部のネットユーザが、消費者を操作しようとする企業の手口についていかに敏感且つ賢くなってきているかがわかりますね。
とはいっても、これがもしMySpaceとかLivejournalだったら、もっと騒ぎになったのかも知れないけれど、何しろ私もそこまでチェックしなかったからなぁ。
なぜって?
“は?”とは思ったけど、“ふむふむ”と考えるには至らなかったから。;)
ここに最近の企業がインターネットの口コミマーケティングを用いて我々を“攻撃”する手口について書かれた興味深い(でもちょっと古い)記事があるので読んでみたい方はどうぞ。(英語だけど)
2005年10月20日木曜日
誕生日のお楽しみとビラルマーケティング
数日前に私は素敵な誕生日を過ごしたのですが、インターネットがそこでも大活躍しました。
まず私のパートナーがネットで遊びに行くところを探してくれて、さらにネットでそこの予約を取ってくれた。ネットで購入されたギフト券をプレゼントされて、私もそのギフト券をネットで何か買うために使うと思う。他にもネットで購入されたプレゼントや、ネットでデザインされてネット経由で贈られてきたバースデイカードもあった。
ひとりの友人は、とても面白い“カード”を送ってくれました。
とあるサイトに行って、写真をアップロードし、顔だけ切り抜いて、写真をフラッシュアニメーションと組み合わせると、オリジナルのアバターやEカードを作ることができるのです。
これはフラッシュを使った非常によい例だと思うので、ここでは“ウェブサイトにおけるフラッシュの正しい使い方”についての批判はとりあえず横に置いておきます。
これが私の友人が送ってくれた完成品のスクリーンキャプチャです(クリックすると、カードが動いている様子を見ることができます。あと、なんで私が忍者の格好をした写真がネットの波間を漂っているかについては訊かないでね)。
こちらが当該サイトのトップページ。ご自分で作ってみたいという方はぜひ行ってみてね。
ところで、日本語には“職業病”という言葉があります。月曜の朝とか長い休暇の後に仕事に行くのを遅らせたくなったり、ズル休みしたくなる病気のことではありません。
職業病というのは、自分の仕事の一部が、仕事以外の生活に食い込んでくるようになる現象のことを言います。
というわけで、私みたいな人がこういうEカードを受け取ったらどうなると思います?
まずは皆さんと同様、自分の写真を躍らせたりクネらせたり、ディスコダンスをさせようとしたりして、無駄に時間を費やしてしまう。
が、その後、私の“職業病”が発病します。
こういうクリエイティヴなアイデアや人の目を引くデザインを備えた、浸透性(spreadability というのは私の造語)のあるサイトを見ると、このサイトのオーナーがいかにしてこのツールを用いて収益をあげようと考えているかを知りたくなる。というのも、こういう人気サイトというのはただ単に私たちが遊べる場所を提供するためにあるのではなく、彼らに収益をもたらす私たちを引き寄せるために面白く作られているからです。
というわけで、このサイトのオーナーが、一体どんなビジネスモデルを念頭に置いてこれを作ったのか考えはじめた私。
カードやアバターを売ることで金儲けを考えていて、商品コストを下げて訪問者数を伸ばすことで収益をあげるようにしているのか?
(着メロサイトや音楽のダウンロードサイトがこの類ですね)
それとも、もっと何か壮大なアイデアが隠れているのか?
今のところ私が考えられるこのサイトの収益向上の手段は、こういった無料のEカードを配布することではなく、携帯電話にダウンロードできる画像を配布すること。
誰でも億万長者にはなりたいものです。でも、どれだけ売り上げを上げたら億万長者になれるかということを考えると(とりあえず、ここでは100万ドルを稼ぐことだけを基本に考えて、製品開発とかホスティング料金とかマーケティングにかかるお金なんかは除外します)、ひとつの商品を2ドル45セントで売ったとして、売らねばならない数は40万8163個(多少の誤差あり)。
お客1人が次の面白サイトに気を奪われる前にこのサイトで3つの画像を有料でダウンロードしたとして(3つというのは……私が今適当に思いついた数字)、それでも必要な顧客数は13万6054人。
ということは、100万ドル稼ぎたくて、何かいいアイデアがあったら、そのアイデアのターゲット層のうち最低13万6054人が実際に購入したいと考えるように仕向けなければならない。
ではどうするか?
昔だったら、競争相手の商品を山積みにして火をつけてのろしを上げて、メディアがそれを目にして自分の商品を取り上げてくれることを待つしかなかったかも知れない。
もしくは新聞とかラジオとかテレビに広告を出すとか。
はっきり言って私の世代の話ではないので(嘘)、昔はどういう風にマーケティングしていたか、私はよく知りません。
では今の時代、限られた予算で最低13万6054人に届くような効果のある広告キャンペーンをして、100万ドル稼ぐにはどうしたらいいか。
このページの右上にある“built by netymology”という画像をクリックすると、そのサイトが提供する答えを見ることができます。
“Netymologyはコンテンツ管理やインタフェースデザイン、企業のアイデンティティやブランド定着に役立つウェブデザイン、Eコマース、口コミマーケティング、オンラインゲーム、ウェブアプリケーションを専門としています”
ここで私が取り上げたいキーワードは、“ビラル(口コミ)マーケティング”と“ブランド定着”です。
“ブランド定着”については以前書いたので、今日はネット上のビラルマーケティングについて少々。最近のビラルマーケティングの手法は従来のそれよりも巧妙で、上手くやれば口コミ商法だとも気づかされないほどなのです。
もしかしたら従来との違いは特になく、ネットというメディアの柔軟性がそうさせているのかも知れないですが、それはまた別の日に議論するとして、話を戻します。
さて、私がこのサイトについて知ったきっかけは何でしょうか。
そう、私の友人が面白いEカードを送ってくれたことですよね。
では、その友人がこのサイトを知ったきっかけは?
彼女の別の友達が彼女にEカードを送って、その別の友達もEカードを送られて、その別の友達にEカードを送った人は、お気に入りのウェブサイトかオンラインコミュニティでこのサイトについて書かれているのを見つけたのかも知れない。もちろん、そのコミュニティの書き込みは、この面白サイトを利用している一般人を装っているけれど、実際には“口コミマーケティングの仕掛け人”であることが多い。
では、あなたがこのサイトを知ったきっかけは?
このブログを読んだからかも知れないですよね。
そんな風に、延々と連鎖していくわけです。
以下がビラル(口コミ)マーケティングの基礎的な手法です。
できるだけ“自然に”ネタを人目のつくオンラインコミュニティのような場所に植えつけ(実際にはちっとも“自然”じゃなくて故意なんだけれど、故意だとわかったらオシマイです。人は操作されていると気づくと途端に反抗したくなるものですからね)、後はそれを目にした人々が口コミで話題を広め、知らず知らずのうちにマーケティングに加担していく。
それこそウィルスのように、一般に浸透しきるまで、どんどん勝手に繁殖させるのです。
(知らず知らずのうちに、とは書いたけれど、職業病の重い人は、自分が何をしているのかわかっていながら、そのアイデアが面白いと感じたために操作されるのを厭わずに、時には協力的に、口コミに加担する場合もあります。一方で、そのアイデアに嫉妬する人もいるだろうけれど、まぁ、まともな投資家と開発者さえいれば、アイデアを盗んで同じようなことを自分でやることもできますからね)
ちなみに、以前書いた“Bag Borrow or Steal”というサイトの素晴らしいアイデアがオンラインメディアに次々と取り沙汰されたのは、ビラルマーケティングではありません。あれは、メディアの上手な使い方に精通したサイトオーナー(ビジネスオーナー)のよい例です。
今日紹介したこの“Muglets”というアイテムを扱っているサイトは、前述のデザイナーハンドバッグのレンタルサービスとは違い、まずこの商品(アイテム? ブランド?)が開発されるまで、これに対する市場すらなかったということになります。
今日はこのコンセプトについて深入りするのはやめておきますが、次に友達や同僚にカワイイサイトや面白いサイトのリンクを送る際には、ちょっと“うーん、もしかして自分はビラルマーケティングの一端を担わされているのか?”と考えてみては?
自分が故意に操られているということについて気にならなくても、どんな形で操作されているのか知るのも興味深いものですよ。
まず私のパートナーがネットで遊びに行くところを探してくれて、さらにネットでそこの予約を取ってくれた。ネットで購入されたギフト券をプレゼントされて、私もそのギフト券をネットで何か買うために使うと思う。他にもネットで購入されたプレゼントや、ネットでデザインされてネット経由で贈られてきたバースデイカードもあった。
ひとりの友人は、とても面白い“カード”を送ってくれました。
とあるサイトに行って、写真をアップロードし、顔だけ切り抜いて、写真をフラッシュアニメーションと組み合わせると、オリジナルのアバターやEカードを作ることができるのです。
これはフラッシュを使った非常によい例だと思うので、ここでは“ウェブサイトにおけるフラッシュの正しい使い方”についての批判はとりあえず横に置いておきます。
これが私の友人が送ってくれた完成品のスクリーンキャプチャです(クリックすると、カードが動いている様子を見ることができます。あと、なんで私が忍者の格好をした写真がネットの波間を漂っているかについては訊かないでね)。
こちらが当該サイトのトップページ。ご自分で作ってみたいという方はぜひ行ってみてね。
ところで、日本語には“職業病”という言葉があります。月曜の朝とか長い休暇の後に仕事に行くのを遅らせたくなったり、ズル休みしたくなる病気のことではありません。
職業病というのは、自分の仕事の一部が、仕事以外の生活に食い込んでくるようになる現象のことを言います。
というわけで、私みたいな人がこういうEカードを受け取ったらどうなると思います?
まずは皆さんと同様、自分の写真を躍らせたりクネらせたり、ディスコダンスをさせようとしたりして、無駄に時間を費やしてしまう。
が、その後、私の“職業病”が発病します。
こういうクリエイティヴなアイデアや人の目を引くデザインを備えた、浸透性(spreadability というのは私の造語)のあるサイトを見ると、このサイトのオーナーがいかにしてこのツールを用いて収益をあげようと考えているかを知りたくなる。というのも、こういう人気サイトというのはただ単に私たちが遊べる場所を提供するためにあるのではなく、彼らに収益をもたらす私たちを引き寄せるために面白く作られているからです。
というわけで、このサイトのオーナーが、一体どんなビジネスモデルを念頭に置いてこれを作ったのか考えはじめた私。
カードやアバターを売ることで金儲けを考えていて、商品コストを下げて訪問者数を伸ばすことで収益をあげるようにしているのか?
(着メロサイトや音楽のダウンロードサイトがこの類ですね)
それとも、もっと何か壮大なアイデアが隠れているのか?
今のところ私が考えられるこのサイトの収益向上の手段は、こういった無料のEカードを配布することではなく、携帯電話にダウンロードできる画像を配布すること。
誰でも億万長者にはなりたいものです。でも、どれだけ売り上げを上げたら億万長者になれるかということを考えると(とりあえず、ここでは100万ドルを稼ぐことだけを基本に考えて、製品開発とかホスティング料金とかマーケティングにかかるお金なんかは除外します)、ひとつの商品を2ドル45セントで売ったとして、売らねばならない数は40万8163個(多少の誤差あり)。
お客1人が次の面白サイトに気を奪われる前にこのサイトで3つの画像を有料でダウンロードしたとして(3つというのは……私が今適当に思いついた数字)、それでも必要な顧客数は13万6054人。
ということは、100万ドル稼ぎたくて、何かいいアイデアがあったら、そのアイデアのターゲット層のうち最低13万6054人が実際に購入したいと考えるように仕向けなければならない。
ではどうするか?
昔だったら、競争相手の商品を山積みにして火をつけてのろしを上げて、メディアがそれを目にして自分の商品を取り上げてくれることを待つしかなかったかも知れない。
もしくは新聞とかラジオとかテレビに広告を出すとか。
はっきり言って私の世代の話ではないので(嘘)、昔はどういう風にマーケティングしていたか、私はよく知りません。
では今の時代、限られた予算で最低13万6054人に届くような効果のある広告キャンペーンをして、100万ドル稼ぐにはどうしたらいいか。
このページの右上にある“built by netymology”という画像をクリックすると、そのサイトが提供する答えを見ることができます。
“Netymologyはコンテンツ管理やインタフェースデザイン、企業のアイデンティティやブランド定着に役立つウェブデザイン、Eコマース、口コミマーケティング、オンラインゲーム、ウェブアプリケーションを専門としています”
ここで私が取り上げたいキーワードは、“ビラル(口コミ)マーケティング”と“ブランド定着”です。
“ブランド定着”については以前書いたので、今日はネット上のビラルマーケティングについて少々。最近のビラルマーケティングの手法は従来のそれよりも巧妙で、上手くやれば口コミ商法だとも気づかされないほどなのです。
もしかしたら従来との違いは特になく、ネットというメディアの柔軟性がそうさせているのかも知れないですが、それはまた別の日に議論するとして、話を戻します。
さて、私がこのサイトについて知ったきっかけは何でしょうか。
そう、私の友人が面白いEカードを送ってくれたことですよね。
では、その友人がこのサイトを知ったきっかけは?
彼女の別の友達が彼女にEカードを送って、その別の友達もEカードを送られて、その別の友達にEカードを送った人は、お気に入りのウェブサイトかオンラインコミュニティでこのサイトについて書かれているのを見つけたのかも知れない。もちろん、そのコミュニティの書き込みは、この面白サイトを利用している一般人を装っているけれど、実際には“口コミマーケティングの仕掛け人”であることが多い。
では、あなたがこのサイトを知ったきっかけは?
このブログを読んだからかも知れないですよね。
そんな風に、延々と連鎖していくわけです。
以下がビラル(口コミ)マーケティングの基礎的な手法です。
できるだけ“自然に”ネタを人目のつくオンラインコミュニティのような場所に植えつけ(実際にはちっとも“自然”じゃなくて故意なんだけれど、故意だとわかったらオシマイです。人は操作されていると気づくと途端に反抗したくなるものですからね)、後はそれを目にした人々が口コミで話題を広め、知らず知らずのうちにマーケティングに加担していく。
それこそウィルスのように、一般に浸透しきるまで、どんどん勝手に繁殖させるのです。
(知らず知らずのうちに、とは書いたけれど、職業病の重い人は、自分が何をしているのかわかっていながら、そのアイデアが面白いと感じたために操作されるのを厭わずに、時には協力的に、口コミに加担する場合もあります。一方で、そのアイデアに嫉妬する人もいるだろうけれど、まぁ、まともな投資家と開発者さえいれば、アイデアを盗んで同じようなことを自分でやることもできますからね)
ちなみに、以前書いた“Bag Borrow or Steal”というサイトの素晴らしいアイデアがオンラインメディアに次々と取り沙汰されたのは、ビラルマーケティングではありません。あれは、メディアの上手な使い方に精通したサイトオーナー(ビジネスオーナー)のよい例です。
今日紹介したこの“Muglets”というアイテムを扱っているサイトは、前述のデザイナーハンドバッグのレンタルサービスとは違い、まずこの商品(アイテム? ブランド?)が開発されるまで、これに対する市場すらなかったということになります。
今日はこのコンセプトについて深入りするのはやめておきますが、次に友達や同僚にカワイイサイトや面白いサイトのリンクを送る際には、ちょっと“うーん、もしかして自分はビラルマーケティングの一端を担わされているのか?”と考えてみては?
自分が故意に操られているということについて気にならなくても、どんな形で操作されているのか知るのも興味深いものですよ。
2005年10月19日水曜日
2005年10月17日月曜日
Googleの交渉がYahoo!に妨害された?(フフッ)
以前GoogleとMSNがAOLの買収に興味を示していることを書いたけれど、今日はちょっと興味深い記事を発見。
現在のAOLがどれだけのもので、それを買収しようと躍起になっているサーチエンジンの皆さんにとってどんな意味をもたらすのかについて、今日これから知的怠惰人間から離脱してちゃんと調べてみようと思います(というか水曜辺りにやると思う……“今日”というのはつまり“ネット上における今現在”という意味で捉えてください)。
(もちろん、私が必要としているニュース記事が見つけられなかったら、の場合。つまり、その記事をサーチエンジンで探して、ここにリンクしたら、それでオシマイということ)
それから、ネットオタクの観点から見た“AOL”について、また、よりパーソナルで、無意味で、高飛車な視点から見た“AOLユーザー”というものの意味について、いくつか主張させていただきます。
その主張のうちのひとつでは、高飛車で先入観にまみれたネット上級者達(中級の情報サイトやEコマースサイトを作っていることが多い)と、彼らの持つ偏見、そしてそれらがいかに彼らの開発しているサイトに悪影響を与えているかということを取り上げようと思います。
では続きは英語で。(何じゃそりゃ)
現在のAOLがどれだけのもので、それを買収しようと躍起になっているサーチエンジンの皆さんにとってどんな意味をもたらすのかについて、今日これから知的怠惰人間から離脱してちゃんと調べてみようと思います(というか水曜辺りにやると思う……“今日”というのはつまり“ネット上における今現在”という意味で捉えてください)。
(もちろん、私が必要としているニュース記事が見つけられなかったら、の場合。つまり、その記事をサーチエンジンで探して、ここにリンクしたら、それでオシマイということ)
それから、ネットオタクの観点から見た“AOL”について、また、よりパーソナルで、無意味で、高飛車な視点から見た“AOLユーザー”というものの意味について、いくつか主張させていただきます。
その主張のうちのひとつでは、高飛車で先入観にまみれたネット上級者達(中級の情報サイトやEコマースサイトを作っていることが多い)と、彼らの持つ偏見、そしてそれらがいかに彼らの開発しているサイトに悪影響を与えているかということを取り上げようと思います。
では続きは英語で。(何じゃそりゃ)
2005年10月15日土曜日
インターネットとサーチエンジンのせいでみんな知的怠惰人間に?
私が子供の頃、家には百科事典のセットがあった。何かわからないことがあると、頭文字で分類されたページをめくりながら、その項目を探し出し、そこに答えがあるか探そうとした。それだけで答えが見つからなければ、図書館に行く計画を立てなければならなかった。
学校の論文も、調べ物だけで何時間もかかった記憶がある。資料を探し出して、その資料からインデックスカードにメモを取りまくり、そのメモを別の言い回しになんとか書き直して論文を肉付け、さらに引用を誤らないように何度も確認したりした。
論文のためにネットから情報や引用を探して利用したという経験は、私には一度もない。
ついでに言えば、当時学校へは毎日7マイル(約13キロ)、しかも行きも帰りも上り坂を歩いて通っていた。
さて、インターネットの最大の利用法のひとつ(もちろん、ポルノ閲覧に次ぐ最大の利用法)が、ありとあらゆる知的情報を、インターネット接続のある人なら誰でも革命的に簡単に手に入れられるという情報収集の点にあるのは、皆さんご存知のところ。
法律関係、医療関係、歴史、はたまた料理のレシピなど、わからないことがあれば何でも5分で調べられるのが今の時代。
そして、検索する時間が短くなるにつれて、情報収集のテクノロジーにも適切な改変が加えられ、サーチエンジンはいまや検索キーワードにより忠実で関連性の高い検索結果を吐き出すようになってきている。
最近ではよく人と会話しているときや、人に質問したり質問されたりしたときに、「それは考えてみなかったわ、後でちょっと調べてみる」、つまり、Googleに行って検索してみる、と言う機会も増えているように思う。(日本的表現には“ググってみる”)
まぁ、言うだけで、実際にはたまに調べるだけですが。
私は自分のことを知的怠惰人間とは思わないです。いや、実際はそうで、自分が認めたくないだけなのかも知れないけれど、ともかく自分のことをそういう風には思っていないわけです。でも確かに、いつでも簡単に知りたいものを調べられるせいで、調べ物に対しての緊迫感は失われる。
これだけ容易にどんな情報でも得られるという事実は、私をちょっと自信過剰にしているかもしれません。
時々忘れてしまうのは、いくら情報が楽に手の届くところにあったとしても、それをちゃんとサーチエンジンで調べて、その検索結果のページから情報を自分の脳内に格納させない限り、それは私自身の情報にはなっていないということ。
私が実際にそれらの知識を自分のものにしようと努力するまで、これらの検索結果は単に私の知識になりえる情報というだけで、私自身の知識にはなっていない。
これについて、若い世代のインターネット利用者がどんな風に思っているか、ちょっと興味があります。
もしかして、彼らは情報網がすぐそこにあってすぐに手に入るから、その情報を自分のアタマにしまわなくても、授業の点数さえ稼げていればいいと思っているのだろうかと。
そして、キーワードをいくつかタイプするだけで簡単に見つけることができる情報を、パソコンのワープロソフトにいとも簡単にコピー&ペーストで貼り付けて、楽々と文章を操作しながらそれらしい論文を作り上げても、その論文は本を丸々一冊読んで、手で何度も何度も書き直した論文と同じように、彼らの頭の中に残っていくのだろうかと。
学校の論文も、調べ物だけで何時間もかかった記憶がある。資料を探し出して、その資料からインデックスカードにメモを取りまくり、そのメモを別の言い回しになんとか書き直して論文を肉付け、さらに引用を誤らないように何度も確認したりした。
論文のためにネットから情報や引用を探して利用したという経験は、私には一度もない。
ついでに言えば、当時学校へは毎日7マイル(約13キロ)、しかも行きも帰りも上り坂を歩いて通っていた。
さて、インターネットの最大の利用法のひとつ(もちろん、ポルノ閲覧に次ぐ最大の利用法)が、ありとあらゆる知的情報を、インターネット接続のある人なら誰でも革命的に簡単に手に入れられるという情報収集の点にあるのは、皆さんご存知のところ。
法律関係、医療関係、歴史、はたまた料理のレシピなど、わからないことがあれば何でも5分で調べられるのが今の時代。
そして、検索する時間が短くなるにつれて、情報収集のテクノロジーにも適切な改変が加えられ、サーチエンジンはいまや検索キーワードにより忠実で関連性の高い検索結果を吐き出すようになってきている。
最近ではよく人と会話しているときや、人に質問したり質問されたりしたときに、「それは考えてみなかったわ、後でちょっと調べてみる」、つまり、Googleに行って検索してみる、と言う機会も増えているように思う。(日本的表現には“ググってみる”)
まぁ、言うだけで、実際にはたまに調べるだけですが。
私は自分のことを知的怠惰人間とは思わないです。いや、実際はそうで、自分が認めたくないだけなのかも知れないけれど、ともかく自分のことをそういう風には思っていないわけです。でも確かに、いつでも簡単に知りたいものを調べられるせいで、調べ物に対しての緊迫感は失われる。
これだけ容易にどんな情報でも得られるという事実は、私をちょっと自信過剰にしているかもしれません。
時々忘れてしまうのは、いくら情報が楽に手の届くところにあったとしても、それをちゃんとサーチエンジンで調べて、その検索結果のページから情報を自分の脳内に格納させない限り、それは私自身の情報にはなっていないということ。
私が実際にそれらの知識を自分のものにしようと努力するまで、これらの検索結果は単に私の知識になりえる情報というだけで、私自身の知識にはなっていない。
これについて、若い世代のインターネット利用者がどんな風に思っているか、ちょっと興味があります。
もしかして、彼らは情報網がすぐそこにあってすぐに手に入るから、その情報を自分のアタマにしまわなくても、授業の点数さえ稼げていればいいと思っているのだろうかと。
そして、キーワードをいくつかタイプするだけで簡単に見つけることができる情報を、パソコンのワープロソフトにいとも簡単にコピー&ペーストで貼り付けて、楽々と文章を操作しながらそれらしい論文を作り上げても、その論文は本を丸々一冊読んで、手で何度も何度も書き直した論文と同じように、彼らの頭の中に残っていくのだろうかと。
2005年10月13日木曜日
“なんで私が先に思いつかなかったんだろう”のコーナーより
インターネットで成功しているアイデアのほとんどが、きわめてシンプル且つとても賢いアイデアばかりです。たとえばMondrianみたいなのは、目にした瞬間“自分にだってできるのに! もしくは誰だってこんなことできるよ!”と思ってしまう。
しかしその驚くほどシンプルでありふれたように感じるアイデアを後から真似するのは簡単でも、実際にそれを目にするまでは、なかなか思いつかないものです。実に“ありふれた”ように感じるアイデアでも、それを最初に思いつく人はやはり天才だと思う。
技術力もしくは資金(投資家)があれば、優れたアイデアのある、もしくはそのアイデアをうまく盗めた人(企業)は誰でも成功できる
このアイデアは、最近の私のお気に入りのアイデアのひとつ。
上記のリンク先に記されている二つのショップのうち、“Bag Borrow or Steal”というショップについては特によく記事を見かける。
サイト自体はシンプルで、その仕掛け人も明らかにメディアに精通しており、自分たちのビジネスのターゲット層を理解し、いかにしてメディアの注目を集めるかという知識をフルに活用している。
アイデアというものの特長は、盗むことが実に簡単だということ。
ネットではアイデアをBlack Boxにしておくのは難しいので、とにかくアイデアを思いついたら即座にやらねばならないのが、自分のニッチ市場を見出すことと、ブランドを定着させて、さらに定着させて、さらにもっと定着させて、とにかくそのアイデアを人に横取りされないようにすることです。
ネット界で一番優れたアイデアを持っていたとしても、それが他の誰のものでもなく自分のアイデアであるということを知らしめるためのマーケティングとブランドの定着を怠れば、成功しません。
それにしても、この“Bag Borrow or Steal”のアイデア。自分が先に思いついてればよかったのに!とか、ここのオーナーがブランド定着力に欠けていて、私がこのアイデアを上手いこと横取りできれば、今頃は…。(しばし妄想タイム)
ほとんどの場合、こういうアイデアに出会って、それがネットで上手く活かされているのを見ると、とてもステキに感じる。
でも、私はここのメンバーにはなっていない。
理由は、自分がこれを先に思いつかなかったことへの罰として。
私はバッグなんか欲しくない!!(嘘)
しかしその驚くほどシンプルでありふれたように感じるアイデアを後から真似するのは簡単でも、実際にそれを目にするまでは、なかなか思いつかないものです。実に“ありふれた”ように感じるアイデアでも、それを最初に思いつく人はやはり天才だと思う。
技術力もしくは資金(投資家)があれば、優れたアイデアのある、もしくはそのアイデアをうまく盗めた人(企業)は誰でも成功できる
このアイデアは、最近の私のお気に入りのアイデアのひとつ。
上記のリンク先に記されている二つのショップのうち、“Bag Borrow or Steal”というショップについては特によく記事を見かける。
サイト自体はシンプルで、その仕掛け人も明らかにメディアに精通しており、自分たちのビジネスのターゲット層を理解し、いかにしてメディアの注目を集めるかという知識をフルに活用している。
アイデアというものの特長は、盗むことが実に簡単だということ。
ネットではアイデアをBlack Boxにしておくのは難しいので、とにかくアイデアを思いついたら即座にやらねばならないのが、自分のニッチ市場を見出すことと、ブランドを定着させて、さらに定着させて、さらにもっと定着させて、とにかくそのアイデアを人に横取りされないようにすることです。
ネット界で一番優れたアイデアを持っていたとしても、それが他の誰のものでもなく自分のアイデアであるということを知らしめるためのマーケティングとブランドの定着を怠れば、成功しません。
それにしても、この“Bag Borrow or Steal”のアイデア。自分が先に思いついてればよかったのに!とか、ここのオーナーがブランド定着力に欠けていて、私がこのアイデアを上手いこと横取りできれば、今頃は…。(しばし妄想タイム)
ほとんどの場合、こういうアイデアに出会って、それがネットで上手く活かされているのを見ると、とてもステキに感じる。
でも、私はここのメンバーにはなっていない。
理由は、自分がこれを先に思いつかなかったことへの罰として。
私はバッグなんか欲しくない!!(嘘)
一体何を企んでる? エキサイティングな今日のネット業界
インターネット業界では合併とか提携とかが次ぎから次へとあって、なんだか利用者の私たちにどんな影響を及ぼすのかがよくわからない今日この頃。
そして、その合併や提携に関わっている企業にとって、どんな利益があるのかも見えづらい。最終的にはすべてが“金”なんだと言われればその通りだけど、一体彼らはこれらの取引からいかにして収入を得ようとしているのか、なぜ今この取引に踏み出したのか、という点については、世の“エキスパート”たちも頭を悩ませています。
ここのところよくこういった憶測やうわさが“ニュース”として扱われているのを目にするけれど、実際本当に何がおきているのかを把握している人は少ないという気もする。
実に意外なYahooとMSNのインスタントメッセージ機能タイアップもそのひとつ。
利用者の観点からすれば、この提携はちっとも意外でも何でもないわけですが、MSNとYahooはこれまで決して仲がいいとは言えなかった。
(それについてはこちらの記事をどうぞ)
もちろん、一時期は両社のサーチエンジンをInktomiが提供していたわけだけど、やがてYahooがGoogleに乗り換え、やがてそれもやめて今度はInktomiを買収、そしてそのInktomiはMSNが独自のサーチエンジン(今でもなんか動作がヘンですね)を使用し始めるまで使っていたサーチエンジン、というわけで……。
あちこちで買収やら提携やら分離やらがあって、次にはどことどこがくっつくのか、本当に見当もつかない状態。もはやこれはサーチエンジンとインターネットの昼メロ、あとは別れた夫の顔にコップの水がぶっかけられるシーンがあれば満点、といった感じかな。(笑)
こちらもやはりちょっと奇妙だけど実はそうでもないタイアップの話題:
Paypal が VeriSign の支払いプロセス部門を買収
(ここに追加情報あり)
あと、このGoogleのトップシークレットとはすでに呼べないようなトップシークレットプロジェクトには、“誰かさん”が恐れおののいているのでは?
わたくしめのマジカル占いボール(??)によれば“可能性アリ”とのこと!
他にも、MSNとAOLが提携するというニュースが流れたのが先月のこと。そしてこの提携によってMSN・AOLはYahooのページ閲覧数を超えると言われていたわけだけど、ちょっと待った!
今週の最もホットな話題は、なんとGoogleとAOLの提携。AOLは今でもGoogleをバックエンドのサーチエンジンとして利用しているから、不思議ではないのだけれど、でも一体双方が何を求めているのか、これまた謎に包まれている。
これはVoIPをめぐる争いなのか、はたまたサーチエンジンを狙う争いか?
それともGoogleは単にAOLのブラウザを手に入れたいだけなのか?
ということで、このドラマの続きは以下次号! 気になる人はインターネットにチャンネルを合わせてね。乞うご期待。??
そして、その合併や提携に関わっている企業にとって、どんな利益があるのかも見えづらい。最終的にはすべてが“金”なんだと言われればその通りだけど、一体彼らはこれらの取引からいかにして収入を得ようとしているのか、なぜ今この取引に踏み出したのか、という点については、世の“エキスパート”たちも頭を悩ませています。
ここのところよくこういった憶測やうわさが“ニュース”として扱われているのを目にするけれど、実際本当に何がおきているのかを把握している人は少ないという気もする。
実に意外なYahooとMSNのインスタントメッセージ機能タイアップもそのひとつ。
利用者の観点からすれば、この提携はちっとも意外でも何でもないわけですが、MSNとYahooはこれまで決して仲がいいとは言えなかった。
(それについてはこちらの記事をどうぞ)
もちろん、一時期は両社のサーチエンジンをInktomiが提供していたわけだけど、やがてYahooがGoogleに乗り換え、やがてそれもやめて今度はInktomiを買収、そしてそのInktomiはMSNが独自のサーチエンジン(今でもなんか動作がヘンですね)を使用し始めるまで使っていたサーチエンジン、というわけで……。
あちこちで買収やら提携やら分離やらがあって、次にはどことどこがくっつくのか、本当に見当もつかない状態。もはやこれはサーチエンジンとインターネットの昼メロ、あとは別れた夫の顔にコップの水がぶっかけられるシーンがあれば満点、といった感じかな。(笑)
こちらもやはりちょっと奇妙だけど実はそうでもないタイアップの話題:
Paypal が VeriSign の支払いプロセス部門を買収
(ここに追加情報あり)
あと、このGoogleのトップシークレットとはすでに呼べないようなトップシークレットプロジェクトには、“誰かさん”が恐れおののいているのでは?
わたくしめのマジカル占いボール(??)によれば“可能性アリ”とのこと!
他にも、MSNとAOLが提携するというニュースが流れたのが先月のこと。そしてこの提携によってMSN・AOLはYahooのページ閲覧数を超えると言われていたわけだけど、ちょっと待った!
今週の最もホットな話題は、なんとGoogleとAOLの提携。AOLは今でもGoogleをバックエンドのサーチエンジンとして利用しているから、不思議ではないのだけれど、でも一体双方が何を求めているのか、これまた謎に包まれている。
これはVoIPをめぐる争いなのか、はたまたサーチエンジンを狙う争いか?
それともGoogleは単にAOLのブラウザを手に入れたいだけなのか?
ということで、このドラマの続きは以下次号! 気になる人はインターネットにチャンネルを合わせてね。乞うご期待。??
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